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| 花のき村と盗人たち
そこで、かしらは弟子達に、それぞれの前の職業のふりをして、何か金目のものはないか、様子をさぐりに花のき村に入り込ませました。はじめて盗人の親方になったかしらは、これは調子がいいと、一服吸いながら寝転んで待ちました。 ところが弟子達は、根が善良で前の職業の心やくせが出て、どろぼうとしては失敗ばかり。一方かしらは、子牛をつれた男の子に出会います。男の子は、かしらに子牛をあずけて遊びに行ってしまいました。かしらは、はじめて人に信用されてうれしく思います。 しかし、いつまでたっても男の子は牛を取りにきません。かしらは弟子達と探しに行くのです。が、わからないので村役人に届けます。村役人もこの盗人達を信用して、ご馳走してくれました。盗人はうれしくなって、ついに自分達は盗人であることを白状して、これからはまじめに生きることを誓います。 牛をあずけて消えてしまった男の子は、実はお地蔵様だったのでした。
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